【北京五輪 シンクロ】7大会連続メダルが見えた。シンクロナイズドスイミングのデュエット・フリールーティン(FR)予選が行われ、日本の原田早穂(25)鈴木絵美子(26)組はテクニカル・ルーティン(TR)との合計で96・750点として3位を守った。ライバル中国のショウ文文、ショウ・テイテイ(ともに21)の双子ペアは合計96・584点で4位。20日にFR決勝が行われる。
アウェーの会場にもかかわらず、日本の応援団から大歓声が上がった。日本のFRが終わって表示された得点は48・500点。ライバル中国と同スコアだ。中国が得意とするFRでは苦戦が予想されたが、負けなかった。日本はTRでつくった0・166点のリードを保ったまま予選3位で決勝進出を決めた。

振り付けは、バレエで世界一となったこともあるダンサーの平山素子さんに依頼。持ち前のスピードだけでなく芸術性もアピールし、ラストはパワー全開で盛り上げた。水中に20秒間も潜ったまま、連続で行う足技。脳に酸素が行かなくなるため「頭がフワーッとなる」(原田)ほどの練習でマスターした。技術点で中国に劣ったが、芸術点で狙い通りに上回り、メダル圏の3位を守った。
決勝進出チームを決めるために行うFR予選の点数は、決勝には関係ない。最終順位はTRの点数と20日のFR決勝の点数の合計で決まるが、それでも予選の結果が持つ意味は大きい。「上に立つことが大事。シンクロは点数をひっくり返すことが難しいんですから」と金子チームリーダー。シンクロは同じチームの評価が大きく変わることは少なく、ジャッジに好印象を与えた。
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原田は「まだまだ挑戦者の気持ち。気持ちを緩ませた方が負ける」と腹をくくって決勝に挑む。84年ロサンゼルス五輪から6大会連続でメダルを獲得しているお家芸。日本の伝統を守る使命を持つ原田と鈴木に油断はない。
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