(4) モンデーニュ(注1)は、こういうことをいっている。世間にはよく、心では思っているのだけれど、どういっていいかわからない、という人がある。その人は、たいへんいいことを考えている人のように見えるが、言葉にならないということは、心のなかにはなんにもない、ということである。もし考えがあるならば、言葉続々として従う(注2)、という。
たしかに、言葉にあらわしてみて、はじめて自分の考えのつまらなさがわかることがある。何かすばらしい考えでもあるように思っているだけである。後世の哲学者はみなこの意味のことをいっている。
考えるというのは、言葉や文字で考えるのである。言葉になったものが考えなのである。
(杉山平一「映画芸術への招待」講談社による)
(注1)モンデーニュ:人の名前
(注2)言葉続々として従う:言葉が次々出てくること
【問い】この文章の内容に最も近いものは、どれか。
1.言葉で表せなければ、本当に考えたことにはならない。
2.本当に考えていれば、言葉にに表す必要はない。
3.いい考えというのは、言葉に表せないものだ。
4.言葉に表せるのは、たいていつまらない考えである。
(5) 次の①~④は挨拶について気をつけなければならないこと、aからdはそのタイトルです。
【タイトル】
a 家族でもきちんと挨拶をしましょう
b 何はおいても「おはようございます
c 挨拶言葉にひと言つけ加えて
d 目は心を伝えます
① ある学校で、家庭で挨拶しているかどうかを調べたら、約3分の2の家庭が挨拶をしないという結果が出ました。朝起きたら誰からでも「おはよう」と声をかけましょう。この朝の挨拶がすべての挨拶の基本になります。
② この言葉を家庭でも職場でも気持ちよく出せる人は、「こんにちは」「ありがとう」「すみません」「さようなら」などは簡単に言えます。やさしい挨拶が上手にできれば、応用はスムーズです。
③ 同僚間の「おはよう」「さようなら」は声だけでもよいでしょう。しかし、ちょっと改まった挨拶には必ず相手に正対し、目をみて挨拶することを心がけましょう。必ず心が伝わります。
④ 「おはようございます」「こんにちは」の決まり文句に、「寒いですね」「セーターの色、きれいですね」などのひと言をつけ加えて下さい。一段と親しみのある光った挨拶になります。相手もぐっと心を開きます。
(田中 敏之「マナーは優雅に」朝日新聞社による)
【問い】上のa~dのタイトルと、①~④の文章の正しい組み合わせを選びなさい。
1.a-④ b-① c-② d-③
2.a-② b-① c-③ d-④
3.a-① b-② c-④ d-③
4.a-② b-③ c-④ d-①
(6) 次の文章は大学進学率に関する、1965年から1990年までの5年ごとの調査結果について述べたものです。
大学への進学率は全体で見ると、75年までは急激に伸びた。しかし、75年を境にして伸びは止まり、ほぼ一定の状態がこの15年ほど続いていつ。
男女別に見てみると、75年以降、男子の進学率はややした下降する傾向を示しているのに対し、女子の進学率はその伸びは鈍くなったが少しずつ上昇を続けており、90年には男子の進学率より高くなった。
【問い】次のグラフの中から、この文章に合うものを選びなさい。
問題Ⅳ 次の分の にはどんなことばを入れたらよいか。最も適当なものを1、2、3、4から一つ選びなさい。
(1) こんなにごちそうがならぶと、とても食べ ません。
1.あがり 2.しまい 3.かね 4.きれ
(2) 試験に合格するには、がんばる ない。1.ばかり 2.だけ 3. しか 4.のみ