「あら、どうして③それがおかしいわけ。あなた何も間違ったこと言ってないじゃないの」
(中略)
「やっぱりママもそうなんだ。( ④ )。ね、わかった?
「あっ、そうだわ。太陽は東から昇って西に沈んだものね」
ようやく私も納得。
(黒柳朝『トットちゃんと私』による)
(注1)声が弾む:普段とは違う、うれしそうな声の調子になる
(注2)相槌を打つ:人の話を聞きながら、「はい」「ええ」などと昌って調子を合わせる
(注3)ワクワクしながら:期待しながら
(注4)有志:あることに関心を持ち、一緒に何かをしようとしている人
(注5)固唾をのむ1どうなるかと緊張しながら見守る
(注6)~にかなう:~と同じくらいすばらしい
(注7)好奇心=珍しい物事に対する興昧や関心
(注8)雑魚寝:狭い場所でおおぜいの入が一緒に寝ること
問(1) ①「さあ、時間だ1」とあるが、何の時間か。
1.散歩に行く時間
2.旅館に入る時間
3.太陽が沈む時間
4.部屋で寝る時聞
問(2) ここで②「好奇心」を持ったのはだれか。
1.ママ
2.徹子
3.旅館の人
4.いっしょに行った有志の人
問(3) ③「それ」は何を指すか。
1.畳の部屋で引っくり返ること
2.旅館の部屋で雑魚寝すること
3.みんなが自分の言葉を理解してくれないこと
4.翌日、同じところで太陽が出るのを見ること
問(4) (④)に入る最も適当なものはどれか。
1.太陽が沈むのも太陽が昇るのも同じくらい美しいのよ
2.太陽が沈んだ場所で、太陽が昇るのを待ってもダメなのよ
3.太陽が沈むのは見られたけど、太陽が昇るまで待てないのよ
4.太陽が沈んだ場所から太陽が昇るのを見ても美しくないのよ
(2)
①子供の授業参観(注)に行って驚いたことがあります。先生が、ある問題について「どう思いますか」と質問すると、生徒たちが手をあげ、指された生徒が答えた。次に、「ほかの人は」と先生がきくと、またみんなが手をあげ、別のだれかを先生が指します。すると、その生徒がさっきの生徒と同じことを答えたのです。そうやって次々に何人もの生徒がみんな同じ答えをしました。これには私、びっくりしました。同じ答えならいわなくてもいいのにと思うのですが、先生は②それを期待しておられるようでした。むしろ、別の答えが出てくると困ってしまうのかもしれません。
しかし、無理しても別な答えを出すこと、あるいは人と同じことはいわないことが、大事だと私は思います。クラスが40人いたら40通りの答えがあるべきです。先生には、「(③)」と聞いてほしかった。そして、もし出てきた別の答えが間違っていても、それはおもしろいね、とまずほめて、しかし、ここの部分は考え直してみたらどうでしょうとか、ここに無理があるかもしれないと、言っていただけたらと思いましたね。
(山本毅雄「21世紀の本の読み方による)
(注)授業参観: 教室に入って授業を見学すること
問(1) ①「子供の授業参観に行って驚いたこと」とあるが、筆者は何に驚いたのか。
1.最初に指された生徒の答えが正しかったこと
2.先生の質問に生徒が次々に同じ答えを言ったこと
3.先生の質問に生徒が手をあげて1人ずつ答えたこと
4.最初に答えた生徒と違う答えをする生徒に先生が困ったこと